2012年8月21日火曜日

マグマ大使



                                                                                 Los producto de Japon



FBで、同級生と話をするうちに、なぜかマグマ大使の話題となった。


友達とは本当にありがたいもので、普段は全く意識しないことでも、何かの拍子に、こういう昔の記憶がひょいと顔を出して、“あ、自分は実はこんなことが気になっているんだ。”と確認する良い機会となる。


ところで、このマグマ大使、番組の構成ももちろんのこと、その曲がなかなかに良いのである。

そこで気になって調べてみて、思わず膝を打ってしまった。
たかが子供番組の曲じゃないか、なんて嘗めてかかっちゃぁいけない。


正真正銘、日本を代表するポップス界の作曲家、山本直純氏の作品であった。


ちなみにこの山本直純氏、テレビ番組など、ポップスの世界の人だとばかり勘違いしていたが、調べてみてあっと驚き。


指揮者の登竜門として有名な、斎藤秀雄さんの門下生として、小沢征爾と席を同じくし、彼らはその後、新日本フィルハーモニー交響楽団を立ち上げている。その一方で、数々のポップス、例えば、戸締まり用心火の用心や、寅さんの男はつらいよ、8時だよ、全員集合、一年生になったら、私が毎回学校で使う教材、こぶたぬきつねこ、なども作曲しているから幅広い。


私がなぜ、こんなことをブログに書こうという気になったかというと、その仕事ぶりが、やはりこの世代の人は、違うと感じるからである。


どの作品を見ても、ぶれがない。
職人技で、すがすがしい。


たかがポップス、されど音楽。


今聞いてもその音が斬新なのは、彼らの軸となるベースが、しっかりとして、揺るがないから、何を作っても、すんなりと耳に入ってくるのだと思う。


なんでもかんでも簡単に出来てしまう、昨今の社会的風潮にあって、これは結構衝撃的な事実として胸を打ったので、自分への確認の意味を込め、ここに残しておきたいと思う。


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