面白い光景を見た。
アメリカ人の父親が、娘に向かってこういう。
”Give me a kiss. Daddy got to go now! "(さぁ、こっちにきてキスしてくれ。パパはもう行かなくちゃ。)
娘は遊びに興じていて、なかなか彼の言う事を聞かない。
そして、パパは何度も同じ台詞を繰り返し、遂に彼女は遊びの手を止めて、彼のところに行き、キスをする。
" I love you, sweety" (愛してるよ、スイーティ) パパは満足げにそう言い残し、出て行った。
***
シンプルな例だけど、これほど彼ら、アメリカ人を表してる例はない。
彼らにとっては、これがごく普通のコミュニケーション法。
毎日誰かにキスをして、毎日誰かにI love youを言う文化。
私達の、”行ってきます。”とか”いただきます。”と言うのに近いのかもしれない。
恐らくそれは、愛情表現っていうより習慣なのだ。
言わないと(そして聞かないと)落ち着かないマントラなのだ。
日本人主婦が用意した食事を、ご主人が(あるいは子供達が)”頂きます”を言わずに、食べだしたらショックを受けるであろうように、朝起きて一番 に、自分のパートナーがキスもせず、出掛ける前に、I love youも言いあわなかったら、それは大きな問題へと繋がるに間違いない。
然るにアメリカ人と、それとは全く異なる文化を持つ日本人が一緒になると、 往々にして、ちぐはぐなことになりかねない。
"Honey, Give me a kiss. I got to go!" (おっと、そろそろ、行かなくっちゃ。)
"Oh, ok! Have a nice day" (あ、そう?いってらっしゃい。)
" Sweety, how come you never say i love you!?"(ねぇ君、どうして僕にキスもしなければ、愛してるって言ってくれないの?)
"Huh? Why i need to speak out that kind of things ? It's in here (Pointing the heart) and I always express that through the life, don't I?"
(え〜っ?!そんな大切なこと、軽々しく言える訳ないじゃない!愛は口じゃない、ここに(と胸を差す。)あるものです。私は、私自身のやり方で毎日それを示しているのに、あなたはそれじゃ足りないっていうの?!”
”xxxxxxxx!!!!!"
ー以下は長くなるので省略ー
彼らに取っての、Kissと I love youは、日々の生活の中に、必ず降り混まれていなければならないもので、それは日本人の私に取っては、往々にして表面的、あるいは嘘くさく感じられる。
けれど、私個人がどう思おうと、彼らに取って、KissとI love youは、生活必需品なのだ。
それは、マックのポテトやコカコーラと同じ。
どうしてコーラなしに、ハンバーガーとポテトを食せよう?
ポテト抜きで、ハンバーガーとコーラだけ食べた日には、物足りなさが残るのは請け合いだ。
だから、彼らは今日も言うだろう。
”Honey, I love you!"
"Oh, sweety, I love you, too. Have a great day! (Kiss♡)"
年々、自分の日本人っぽさが目覚めつつある今日この頃にあって、この文化の壁は、まだまだ消えそうにない。
付録:最近の私のモットー
1.男/女は黙って
2.男/女に二言なし
3.武士は食わねど高楊枝。
どこかで高倉健みたいな人見かけたら、教えて下さい。
by 昭和の申し子
.
アメリカ人の父親が、娘に向かってこういう。
”Give me a kiss. Daddy got to go now! "(さぁ、こっちにきてキスしてくれ。パパはもう行かなくちゃ。)
娘は遊びに興じていて、なかなか彼の言う事を聞かない。
そして、パパは何度も同じ台詞を繰り返し、遂に彼女は遊びの手を止めて、彼のところに行き、キスをする。
" I love you, sweety" (愛してるよ、スイーティ) パパは満足げにそう言い残し、出て行った。
***
シンプルな例だけど、これほど彼ら、アメリカ人を表してる例はない。
彼らにとっては、これがごく普通のコミュニケーション法。
毎日誰かにキスをして、毎日誰かにI love youを言う文化。
私達の、”行ってきます。”とか”いただきます。”と言うのに近いのかもしれない。
恐らくそれは、愛情表現っていうより習慣なのだ。
言わないと(そして聞かないと)落ち着かないマントラなのだ。
日本人主婦が用意した食事を、ご主人が(あるいは子供達が)”頂きます”を言わずに、食べだしたらショックを受けるであろうように、朝起きて一番 に、自分のパートナーがキスもせず、出掛ける前に、I love youも言いあわなかったら、それは大きな問題へと繋がるに間違いない。
然るにアメリカ人と、それとは全く異なる文化を持つ日本人が一緒になると、 往々にして、ちぐはぐなことになりかねない。
"Honey, Give me a kiss. I got to go!" (おっと、そろそろ、行かなくっちゃ。)
"Oh, ok! Have a nice day" (あ、そう?いってらっしゃい。)
" Sweety, how come you never say i love you!?"(ねぇ君、どうして僕にキスもしなければ、愛してるって言ってくれないの?)
"Huh? Why i need to speak out that kind of things ? It's in here (Pointing the heart) and I always express that through the life, don't I?"
(え〜っ?!そんな大切なこと、軽々しく言える訳ないじゃない!愛は口じゃない、ここに(と胸を差す。)あるものです。私は、私自身のやり方で毎日それを示しているのに、あなたはそれじゃ足りないっていうの?!”
”xxxxxxxx!!!!!"
ー以下は長くなるので省略ー
彼らに取っての、Kissと I love youは、日々の生活の中に、必ず降り混まれていなければならないもので、それは日本人の私に取っては、往々にして表面的、あるいは嘘くさく感じられる。
けれど、私個人がどう思おうと、彼らに取って、KissとI love youは、生活必需品なのだ。
それは、マックのポテトやコカコーラと同じ。
どうしてコーラなしに、ハンバーガーとポテトを食せよう?
ポテト抜きで、ハンバーガーとコーラだけ食べた日には、物足りなさが残るのは請け合いだ。
だから、彼らは今日も言うだろう。
”Honey, I love you!"
"Oh, sweety, I love you, too. Have a great day! (Kiss♡)"
年々、自分の日本人っぽさが目覚めつつある今日この頃にあって、この文化の壁は、まだまだ消えそうにない。
付録:最近の私のモットー
1.男/女は黙って
2.男/女に二言なし
3.武士は食わねど高楊枝。
どこかで高倉健みたいな人見かけたら、教えて下さい。
by 昭和の申し子
.
いやぁ~、なるほどね。
返信削除私にとって、実はこうした家族間でのやり取りよりも
職場での会話の方が、居心地が悪いと感じる今日この頃。
何しろ家族間だったら、
言いたくない時は言わなくても済むし。(私の周りではね)
職場では、何かある度に
(仕事の上で当然やるべき事をやただけ)、
you are the bum!とかyou are the best!
(君ってサイコー)とかって
いちいち言ってくれちゃったりするのが
申し訳ないけど、メンドクサイのー。
(you are a bumだと正反対)
色んな人種や文化が入り混じった国だけに、
こういうささいな言葉(気遣い?)が
コミュニケーションに大切なのかも知れないけどね。
だからね、職場の円滑なコミュニケーションや
人間関係のために私も使わざると得ないのよね~。
面倒だけど、それで周りの人がハッピーになれるんならいいじゃない?と思ってさ。
昔、アメリカの企業で働いてた時代・・なんか、日々、肩が凝る、というが疲れる、というか、まぁ要は合ってなかったんですけれど。
返信削除で、その訳はというと、皆、やけにいい人なんですよね。
ソツがないというか、コミュニケーションがうまいというか。
褒め合いや皆でインスパイアし合おう!みたいなのもたくさんあったし。
でも、私はその陰で守護霊のように隠れてましたね。なんか、表立った褒め合いとかって、苦手だったし。ってかお互いやっぱり超日本人?!
うっはー、言われてしまった!
返信削除はい、私は超日本人です。
そうね、こっちの職場って、
皆んな、やけに超いい人なのよね~!
一種の褒め殺しだよね。
「あんた、本気でそー思ってる?」って疑るくらい。
まぁ、日本で最後に働いた疑心暗鬼な職場よりいいけどさ。