2011年9月27日火曜日

くせ

                                     El Arbol, Yosemite, CA


元生徒から知り合いを通じ、”日本に奨学金留学する予定だから、プライベートレッスンをして欲しい。”と連絡があった。

そんなに出来が良いとは言えなかったし、他の生徒との折り合いが悪くてすぐに辞めてしまったので、訝しく思いながら、取りあえず、状況を確認しに出掛けたつもりが、結局、話しをしている間にレッスンにと相なった。

で、帰り際、”おいくらですか?”と聞く母親に、”今日はレベルチェックのつもりで来ましたので、結構です。”と、つい、日本人的な謙遜発言をしてしまったところ、”えっ?じゃあ、次回もタダにしてくれない!?”という鋭い突っ込みが・・!

長年海外にいるくせに、毎回、日本人的な受け答え(謙遜のしあい)を前提とした発言をしてしまい、勝手に裏切られ、勝手にストレス貯めまくるこちらもこちらだが、「取れるところからはなんでも取ってやろう」的、メキシコ人根性にもかなりカチンと来た。

ってか、娘の教育費、値切るな〜っ!!

という訳で・・帰って、ひとしきり気分を害したあとで、”いかん!これじゃいつものパターンじゃない!?”と思い直し、瞑想の教え(あるがままに見る)に従い、彼らの精神構造を、しばし内観したあと、その上を行く名案を考えついた。

曰く、「所々の理由により急遽授業料アップ」という、取って付けたような超メキシコ的言い訳メール。本当は超お得価格で出してたんだけど、急にバカバカしくなって正規料金に戻す事にしたのだ。


っと、これって内観ってより、目には目を?!

しかも、こうやって、図々しい事が恥ずかしげもなく出来だした辺りから、海外在住組は、少しずつ変わっていくのかも・・

いやいや、某B校なんか行った日にゃ、2倍以上の料金を取るんだから、ここはどっしりと構えて、待ってればいいのよ、という自分と、いやいや、日本人の美徳を失ってしまったら、終わりでしょう?という2つの中で揺れ動く、優柔不断かつ小心者中年女の姿、ここにあり。

試練はまだまだ続きます・・






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