2011年6月25日土曜日

Travel.Trouble<旅にトラブルは付き物編>

                                                                                Gon-chan (L.A)


いやぁ、またまたやってしまいました!

羽田から無事飛んだまでは良かったんだけど、予定より1日早くL.Aに着いてしまって、友達に泡を食わせることになってしまった。わはは。

何が起こったかっていうと、まず、私の今回のフライトは、24日の00:45でした。

一瞬迷いません?え、00:45で、夜だっけ、昼だっけって。

そうそう、良い子の私もご多忙に漏れず、この時間表示を見たときに、眼球が上に上がりました。

えーっと、00時だから、夜中ってことだよね、23日の夜中の続きの・・うんうん。



そこまでは良かったのです。私は間違っていませんでした。
ところが、L.Aの友達に確認された時、私はいとも簡単に、こう答えたのです。

”うん、24日ね!19時に到着だから、えーっと20時頃に、デルタの出口で待っててね~!”

律儀な友達は、私に念押しをした後、”20数年ぶりの再会だね。今から楽しみにしているからね!”と言って電話を切ったのです。


・・・が!


いつもの通り、決して一筋縄ではいかないのが、私の旅のカルマ。

飛行機に乗りこみ、や~れやれ、と腰を下ろした瞬間に流れたアナウンスに、思わず叫び声をあげてしまいました。

”この飛行機は、当空港を予定通り00:45に出発し、ロスアンジェルス空港に、23日の午後19時15分に到着の予定でございます。”


え? え? え~???

24日に乗って、なんで23日に着いちゃうわけっ??!

時差があるから、時間が逆行するのは理解できるけど、なぜ、一日さかのぼる??

えーっと、24日の夜中ってことは、むこう時間の23日の午前中で、それから10時間のフライトだから、9時プラス10時間で、19時。

うぎゃ~!23日の19時すぎに到着だったぁ~!!

・・と、一人ムンク状態に陥るも、時既に遅し。

羽田であれほど時間を持て余して、プラプラとしている暇があったら、彼女にメールの一つでも入れられていたのにっ!

元来、小心者の私は、こういう時、ひたすらこうしたハプニングに心を奪われてしまう。

別に地球の果てまで行く訳ではなし、大きく構えて、いざとなったら、一晩だけ、どこかのホテルにでも。泊まってゆっくり旅の疲れを癒せば良いだけのことだ。・・と考えようとする。

が、しか~し!

私には、大きなハンディキャップがある。

荷物・・そう、荷物がいつもながらに異常に多いのだ。

今回も合計で約60キロを抱え、勝手のわからぬ場所で、安ホテルを求めて右往左往するのは、正直厄介なことである。


が、ここは最近本で齧った知恵でも適用させようではないか。

”いやいや。今、この瞬間に困っている訳ではないのだ。今は、ゆっくりと休んで、向こうに着いてからまた考えよう。ま、なんとかなるさ!”

かくして、私は爆睡モードに入り、機内食が来たのも分からず、やっと目覚めた頃には、飛行機は既にL.Aに着陸するところであった。

着陸後さっさと外に出れるように、なるべく前の席を取っている関係で、いち早くターミナルに躍り出た私は、長い廊下を歩いて、荷物受け渡し所にて大きな2つのバゲージを受け取った後、税関を抜け、颯爽と出口に向かう。

”居ないかな~、居ないかな~?急にテレパシーが閃いて、迎えに来てくれたりしないかな~?”



もちろん、居るわけがない。はは。


仕方がないので、まずは彼女に電話をすることにする。

えーっと、公衆電話、公衆電話・・

夜8時すぎの空港は、たくさんの人で大賑わいである。

今回の旅では、何がどうなるかわからなかったので、私は身の回りにある、ありったけの全財産
(メキシコペソ、米ドル、シンガポールドル、マレーシアリンギ、少々のインドネシアルピア)を携帯していたのだが、あいにく、電話を掛ける為のクオーターは持ち合せていなかった。
しかし、人で賑わうターミナルのどこを見渡しても、両替所が見当たらないどころか、肝心の公衆電話さえないのである。

彷徨う事約5分。

あちこちで係員に換金(もとい、クオーターねだり)を断られ、致し方なく、そばにあったオフィスに駆け込む。

”すみませ~ん、間違って、予定より1日早く着いちゃって。友達に電話しないといけないんだけど、お金買えて頂けませんか?”

そこにいたブラックの兄ちゃんは、そんなことならお任せよ、とばかりに、オフィスの電話から彼女の番号に繋いでくれた。


”あ、Eちゃん?私私!あのさ~、私、間違ってもう着いちゃった~!”

”えっ?!何それ?まじでっ!?オーマイガー!!わかった。今速攻で家を出るから、外を出たところで待っててくれる?じゃ、今出るから!”



持つべきものは友とは、まさにこのことである。

かくして、私は安宿を求めて彷徨うこともなく、それからちょっきり20分後、無事、彼女との再会を果たしたのであった。

ここで教訓。

<飛行機に乗る前は、必ず到着日と時間を確かめましょう!時差があるからといって、すべてのフライトが同日に着く訳ではありません。>

しかし、Eちゃんが家にいてよかった~。




続く




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