2010年11月7日日曜日

寒冷前線

つい先日貰った友人からのメールに、「冬の福岡より」って書かれていたので、な〜にをまた大げさなことを、と笑ってたら、いきなりカンクンにも冬がやってきた。

確か3日前までは、温度は高くはないものの、夜はクーラーを付けたままで寝ていたのに、2日前、朝起きたら布団の周りを猫3匹に囲まれていたので、ぎょっとした。

それもそのはず、ドアを開けるといきなりの寒風。
さ、寒いんだけど〜!!

それで急遽、家着を夏服からフリースと厚手のトレパンに変更。
で、温度計を確認すると、あれ?23度だって。

私には17度くらいにしか感じられないんだけど、まぁ、寒いものは仕方がない。

かれこれ10年近く、南国暮らしをしていたせいか、どうにも寒さに弱い、軟弱体質になっているらしい。

軟弱体質で思い出したことと言えば、この10年の間、1年だけ、地元で過ごした冬のこと。

南国での生活の後、夏が終わり、秋から冬に掛けて日に日に寒さが増すたびに、何とも心もとない気持ちがして、そのうち本格的冬が来てからは、毎日つらくて、自分が如何に冬を苦手にしているかを実感する羽目となった。

その時は、引きこもり生活をしていたので、出掛ける機会もあまりなかったが、それでも、自分がこれほどまでに冬を苦手にしているのであれば、今後、また別の土地に移ろうと思った時に、うっかり同じ間違いを犯さぬよう、こうなったら自分の耐久温度を分析しようではないかと決め、日々、つぶさに温度計をチェックしたのである。

当時の日記には、こう書かれている。

「自分は25度以上では生き生きと活動できるが、25度以下20度では、口数が幾分少なくなり、その下から15度ではちょっとしたブルーと、15度がぎりぎりの許容範囲。更には15度以下10度に及ぶと、暖をとる為に、5分に1度は、どこか暖房の効いた店に避難せねばならず、10度以下5度では、生息の危機に脅かされ、5度以下になると意識が飛ぶので、以下回答不可能。」

ちなみに、この調査のまとめによれば、自分はアクティブに生活するには、最低限15度の温度が必要で、15度から20度は、許容範囲ではあるものの、理想的なのは、やはり25度以上らしい。

というころは、今、目の前にある温度計が正しいものだとすれば、私は当時の記録に注釈も加えなければならない。

「風が冷たい地方では、体感温度も考慮のこと」

寒さといえば、再び思い出すのが、その昔、京都に住んだ時のこと。

せっかく京都に住むんだから、と、ご多忙に漏れず入れて頂いたのが、町家風の一軒家。
この家は、夏場は涼しくて風通しも良い、古い素敵な日本家屋だったが、問題はなんといっても冬場だった。

なんせ、築年数50年くらい軽く経ってそうな家である。
当然、隙間風はピューピュー入ってくるわ、京都の気候そのものが、盆地気候で寒いわで、ちょっと、口では簡単に説明できないような、極寒の日々だった。

何を何枚どう着込んでも寒いのである。

当時、私の職場は大阪にあったが、週末、家の中をウロウロと過ごしながら、真剣に願ったのは、”早く月曜になって、暖房の効いた職場に戻りたい。”というもの。

ちなみに、その後一つだけ、寒さ凌ぎの解決策を奇跡的に発見した。
それは、「家の中で、サーフィン用のウェットスーツを着用する」こと。

もし、同じような状況に置かれることがあったら、皆さんにも是非試して欲しい。
マジで温かいから!
少し動き回れば、ちょっと汗ばむくらいの暖かさよ。

それほどの威力を発揮したウェットだったが、ここにも問題はあり。

それは、「一度着てしまったら、二度と脱ぎたくないし、トイレにもそうそう行けない」こと。

せっかく当時の同僚が、週末に楽しい企画をしてくれても、私はかくいう理由で、それをキャンセルしなくてはならず、私はそのことを後々まで後悔した。

その同僚とは、今回帰国した時に、ばったり東京で行きあったので、当時の非礼を詫びたら、優しい彼女は、”そうだったっけ、覚えてないよ。”と言ってくれた。

が、寒さはかようにして、時には我々から友情さえも奪ってしまう魔物なんです。

さぁ、風の冷たくなってきた折、皆様もどうぞお風邪など引かぬよう、なんなら、今後の参考の為にも、一度耐久温度日記、付けられてみては?

以上、メキシコより、冬についての考察でした。


                                               La dulce Japones

8 件のコメント:

  1. ちょっと~~~、そんな弱虫だったら冬のハワイにも来れないよー!
    どうにか頑張って15度でも活発に活動しておくれ。
    10度とは言わないからさ。
    それにしてもその10年に一度の冬の日本の生活って、
    日当たりの良いリビングにヒーターをフル回転で過ごしてなかったっけ?

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  2. sasaさん、コメントありがとう!
    そうなのよね〜・・ハワイ・・意外に寒いと誰かに聞いたことがある。
    (ってか、その人も決して寒いとは言わなかったわ。「涼しい」ってしか言わなかったけど)

    うーむ、こうなると、益々私の居住地区は狭められてくるわね。

    ってかね、実は今モンタナにとっても行きたくって。
    でも、モンタナなんていったら、私凍っちゃう??(笑)

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  3. おら♪
    面白いねぇ~、自己耐久気温日記。やってみよっかな(^-^)
    北米にいた頃は確かに寒さにはめっぽう強くって、その後帰国しても、福岡じゃコートはいらないな・・・なんて思ってたの思い出したよ。人間順応するもんだね。
    今じゃ日本のCrazyな暑さにも適応しつつある気がする。28℃とか29℃で『涼しいぃ~♪』とかさ(^-^;)
    モンタナ…、River runs~のプラピのイメージが強すぎる(未知の)場所ですぅ~。
    お初のコメントでした(b^-゜)

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  4. モンタナはphiの一番上のお兄ちゃんが住んでるよ。
    で、phiが間違いなく凍りつくって言ってるので、
    考え直した方がいいかも。
    私も激しく同意します↑。
    考えるのなら夏の期間?
    でも、スノボとか考えてる?
    真冬は・・・0度以下もざらなんじゃ・・・?
    限界に挑戦するのもいいかも。

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  5. モンタナ・・・
    うん。寒いはず。すごく・・・。
    phiの一番上のお兄さんが住んでるんだけど、
    Kyokoがモンタナに行ったら絶対に凍りつく!!
    ってphiも言ってるよ。
    私も激しく賛成。
    スノボ天国かもしれないけどねぇ。
    短い夏は素敵らしいけれど。。
    州の南にはイエローストーンもあるので、
    どこかに温泉でも湧いてるんじゃないかな?
    って・・・昔カナダに留学してたのはダレ?

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  6. はははー!笑っちゃうね耐久温度日記!でも私も多分同じくらいの耐久温度日記になる事間違いなし。

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  7. Yohmi先生:

    初コメントありがとう!
    いやぁ、本当に涼しいわねぇ。

    ちなみに私はこちらに帰国して、一度も泳いでません。
    ちょっと寂しい・・
    早く泳げる気温にならないかなぁ・・

    Sasaさん:

    そ、そうか・・
    遊びに行こうかと、かなり真剣に考えていたんだが、やっぱりよく考えてからにしたほうが良さそうな気が・・

    あのね、カナダに居たとき、冬場にあまりの日照時間の短さと雨の多さにやりきれなくなって、メキシコに逃亡してたの。

    それが実は私とメキシコの初めての出会いだったりして・・。
    考えたらあの頃から私、こちらに出入りしてたのよねぇ、はぁ〜。(遠い目)

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  8. mama taponeさん:

    やっぱり私たちには南国がお似合いってこと?
    でも私、もう少し暖かいところ(!)がいい・・

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